極めて人の少ない鎌倉大仏
コロナ禍で不要不急の外出自粛中
にもかかわらず、
鎌倉へ行ってきた。
人生で3回目の鎌倉観光だ。

開園している状態で
天気が良いのにもかかわらず、
大仏前に人がいないなんてことは、
普通はまずあり得ない状況だ。
コロナ禍で不要不急の
外出自粛だからこそ、
こんな写真が撮れた訳だ。
恐らくこんなことは二度とない。
台風の影響で
晴れ間がないようなことを
週間予報で言っていたが、
前日の予報で晴れとなっていたので、
ここぞとばかりに、
鎌倉へ短時間日帰り旅行に行ってきた訳だ。
(これを日帰り旅行と言うのかは疑問だ)
小学校5年生だった?時の遠足と、
中学1年の時に友達と行った時以来なので、
実に云十年ぶりとなる。
車で行くよりも電車の方が早いので
多少面倒だが電車で行くことにした。
電車の中で寝られるし。
大仏を見に行ったのは、
鶴岡八幡宮の後だったが、
当然、こちらも人が少なかった。




駅を背にして左側にある鳥居から
小町通り(商店街)に入っていくと、
そこそこの人が歩いていた。
少し歩くと商店が少なくなり
右の方へ曲がると表参道にでる。
そして左に曲がってまっすぐ進むと
鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)
の鳥居が見えてくる。
横断歩道がぐちゃぐちゃ(笑)
以前、この橋渡れたような記憶があるが、
進入禁止の柵が置かれていた。


もっとも、こんな急な弧を描いた橋を渡るのは大変だ。
滑って仕方がないだろう。
極アーチの橋を横目で観つつ、本殿へ向かう。

ゆっくりと少なめの階段を上って本殿へ入り、お参り。


本殿を背にして上ってきた階段を見下ろした光景。
ソーシャルディスタンスを保つよう案内板があって、
近くに立っていた警備の人も、
それとなく促していた。
さて、当然次に見るのは大仏だ。
駅の観光案内所でもらってきた
観光マップには
大仏の場所がすぐわかるようには
掲載されていなかった。
名所だと思っていたから、
観光マップには大仏のイラストでもあって
わかりやすくなっているのかと思っていたが、
そうではなかった。
高徳院 鎌倉大仏
(こうとくいん かまくらだいぶつ)
というのが、大仏の正式名称だ。
普通は「鎌倉の大仏」とぐらいしか、
知識はないんじゃないか?
付け加えるなら
茨城の牛久大仏、奈良の大仏と共に
三大仏とかくらい。
晴れたとはいえ、
とても蒸し暑かったのだが、
街並みも観てみたいと思ったので、
鶴岡八幡宮から大仏まで歩くことにした。
Googleマップだと、
歩いて30分程の距離だった。
途中で飲み物を買ってゆっくり歩いていくと、
鶴岡八幡宮前の表参道の車道には
観光バスが何台も走っていて、
車道が狭いこともあってか、
若干混んでいたようである。
コロナ禍なのに・・・。
表参道の両脇には土産屋などが多く立ち並び、
あの有名な「鳩サブレ」の本店もあった。
昼飯時だったが混んでいるだろうと思い、
少し時間をずらした。
もっとも何を食べるか迷っていて
店を決めかねてしまっていた感はあったが・・・。
参道から右へ曲がって長谷寺方面へ行くと、
さすがに人通りも少なかった。
陶芸の店をはじめ、
ユニークな食べ物の店が
一定の距離を置いてあって興味をそそられた。
「ここは帰り道に通ったほうがいいな」と思った程である。
大仏の手前の大きな曲がり角に長谷寺があった。
小学校か中学校の国語の教科書に「長谷寺の山門で」
みたいな文章があったのをなぜかはっきり覚えていたので、
「ここが、長谷寺かぁ」と思った次第。

中に入るには拝観料(大人400円)が必要。
せっかくなので自販機で購入(PASMOが使えた)して、
中へ入った。
決して面白いところではないので、
寺好き、あるいは、御朱印目当てでなければ
立ち寄らなくてもいいかもしれない。
長谷寺から通りに出て左へ続く緩やかな坂を5分ほど歩くと、
ようやく大仏のある、高徳院がある。

入口から少し進んだところで、拝観料300円を支払って中へ入ると、
ここも数えられる程度ではあるが、
修学旅行と思しき学生のグループ他観光客はいた。

大仏を見て真っ先に思ったことは「小さい」。
よくある話だが、
子供の頃見た物を大人になって見ると
意外と小さく見えるという、まさにその感覚だ。

大仏の背中、2つ窓みたいなものがある。
実は、大仏の中に入れて、
以前入ったことはあるが・・・
この時はコロナウィルス罹患防止のため、
胎内拝観(20円)は、できないようだった。
大仏が履くとされる草履。

思ったよりも小さいと思うか、
大きいと思うかは人によって違うだろうが、
自分には小さいように見えた。